今回は、『生野区コミュニティスタッフ』の活動をご紹介します。生野区で、一体、何のスタッフをされているのでしょうか。メンバーの内山弘子(うちやま ひろこ)さんにお話を伺います。
松本:どういう活動をしている団体なのか、お教えください。 内山さん(以下、内山・敬称略):生野区コミュニティ協会がイベントなどを行う時にスタッフとして従事しています。 松本:主にどういったことを担当されているのですか? 内山:私は照明と音響のお手伝いをさせていただいています。 松本:メンバーのみなさんは、どういうきっかけで集まったのですか? 内山:公募があり、それに応募して集まったのが、今のメンバーです。 松本:ということは、その道の専門家の方が集ったのですか? 内山:いえいえ、違います。一部、他の区では従事している方もいらっしゃると思いますが、私の場合はズブの素人です。 藤原:照明や音響って難しそうですけど。 内山:そうですね。 松本:生野区のどの行事で活動されているのですか? 内山:3月にある「上方大衆芸能まつり」、区の文化のつどいの「紫陽花(あじさい)まつり」、生野区の少年少女合唱団の定期コンサートやクリスマスコンサートです。 松本:照明をまったくの素人から始められたわけですよね。いろいろと苦労することがあるのでは? 内山:「勉強しよう!」と思って入ったわけではありませんので、苦労しています。若い時に勉強しようと入られた方は、水を吸い込むがごとく頭に入ると思いますが、私の場合は、もう脳がだいぶ衰えてきていますので(笑)。「去年も内山さん、同じこと言いましたよ。去年もちゃんとメモっておられましたよ」なんて言われています(笑)。でも楽しく教えてくださいますから。 松本:では、照明の色について等、いろいろ勉強することがあるわけですね。 内山:テレビの見方もちょっと変わりましたし、お芝居を見に行っても視点が変わりました。照明のスタッフはみんな、そう言っています。 松本:内山さんは、いつから、何がきっかけで、照明スタッフになられたのですか? 内山:私の場合は、主人が区の青少年指導員をやっていますが、主人に16ミリのフィルムの講習会に行ってくれないかと頼まれて参加し、区の視聴覚教育協議会というのに所属させていただいていました。その方たちに、「照明、音響の講習会があるよ」と教えていただいて、「やっぱり勉強しておかなあかんかな」と思って参加させていただいたら、いつの間にか、「スタッフにどうですか?」ということで今に至っています。