今回は、港区で活躍している混声コーラスグループの『スイートピー』の活動をご紹介します。大人の男女混声グループは、ちょっと珍しいかも知れません。創設当時からのメンバー平尾良子(ひらお よしこ)さんにお話を伺います。
松本:地下鉄朝潮橋駅の近く、大阪市立田中小学校で練習されているそうですが、いつごろ、どんなきっかけでできたグループですか? 平尾さん(以下、平尾・敬称略):平成2年に、地域の敬老会で歌を歌おうということでメンバーを募集しました。その時に20数名集まり、これをきっかけに、PTAコーラスを作ろうということから始まりました。 松本:当初の20人が全員残ったのでしょうか? 平尾:そうではありません。いざ、始めてみれば、最初のスタートは、8名ぐらいだったと思います。 松本:では、スタートは、田中小学校のPTAのグループという感じですね。 平尾:そうです。 松本:今も練習場所が田中小学校になっているそうですが、それはどうしてですか? 平尾:PTAコーラスとして出発した時に、学校のPTA図書館で練習させてもらっていましたが、翌年の平成3年に生涯学習ルームで活動するようになり、そのまま田中小学校の生涯学習ルームをお借りしているんです。 松本:練習は、いつ、どれぐらいのペースでしているのですか? 平尾:月に2回、第2と第4日曜日の午後4時から6時までが、定期的な練習ですが、その後に、月に1回各パートが別々に練習するパート練習を入れています。 松本:メンバーは何人ぐらい、いらっしゃるのでしょう。 平尾:男性9名、女性23名で、32名です。 松本:やはり、女性の方が多いのですね。 平尾:元々は女性コーラスでした。名前もスイートピーっていうぐらいですからね。10周年記念コンサートをした時に、男性コーラスに入ってもらってから混声になりました。 松本:どういう歌を歌うかには、頭を痛めるところだと思いますが、いかがですか。 平尾:童謡や昔の歌が得意分野だと思います。去年は「ユア・マイ・サンシャイン」と「スワニー」を歌いましたが、ちょっと苦労しました。 松本:どういうところで苦労されたのでしょう。 平尾:男性は特に、パート練習を何回もして、という感じでクリアしました。 松本:男性が得意な曲ってどんな曲でしょう? 平尾:男性は女性の決まったところについていくという形で、今のところ取り組んでくれています。 藤原:サポート役ですね。 平尾:そうなんです。 松本:毎年、どんな行事で歌っていらっしゃるのでしょう? 平尾:9月の敬老大会、11月の港区の文化のつどい、2月の生涯学習のふれあいフェスティバルに出ています。 松本:ラジオ大阪がある港区のオーク200のアトリウムという広場でも歌われたことがあると伺っています。 平尾:去年になります。生涯学習ルームの発表の場で歌わせてもらいました。風がすごく強くて、自分の声もどこへ飛んでいったか分からない状態で、みなさんのお耳に届いたかどうかも不安な状態でした(笑) 。