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お楽しみスポット化するSA・PA
目的地での楽しみにプラスして楽しめる、また、ことによるとそこが目的地にすらなってしまう。それが最近のSA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)です。道路関係公団の民営化に伴って、今、このSAとPAが大きく変ってきています。そこにしかないおいしいものを食べたり、遊んだり、その地域のことを知ったりする、そんなスポットになりました。今回は兵庫県のSAやPAを回ります。



    日本初、大観覧車のあるSA     <淡路SAの地図はこちら>
 


淡路SAの大観覧車と明石海峡大橋

 山陽自動車道から神戸淡路鳴門自動車道に入り、下り線(四国方面)の淡路SAまでやって来ました。明石海峡と明石海峡大橋を間近に楽しめる、絶景が自慢の巨大SAですが、今年4月には大観覧車が出来ました。高速道路に造って、商売になるのでしょうか。JBハイウェイサービス淡路営業センターの堀田廣明(ほりたひろあき)所長に伺いました。
「ここには、上下線ともに同じぐらいの規模のSAがあって、ハイウェイオアシス経由で行き来ができます。大観覧車は、本四公団の民営化にあたって集客力のあるものを誘致したいということで、今年4月に設置されました。東海地方のハイウェイオアシスには2カ所ありますが、高速道路のSAとしてはここが日本で初めてです。このSAの特徴は、渋滞気味の関西を抜けて最初のSAであり、この先の時間計算がある程度できるため、一安心して滞在時間が他のSAより非常に長いことです。また、敷地も広くて観覧車誘致にはいいんじゃないかということで、決められたみたいです」


透明の観覧車からの眺めは抜群

 実際に乗り込みました。とても眺めのいいガラス張りの6人乗りゴンドラです。
「360度ほとんどが見えるような感じですね。冷暖房も完備していて、快適に11分間の空中遊泳を楽しんでいただけます。直径65m、最高到達点は海抜135m。これから冬場になると空気が澄み、奇麗に大阪湾や神戸空港、また天保山の方まで見えるようになってきます。明石海峡大橋もこの観覧車も、夜にライトアップされるため、お客さんが楽しみにされています」

 眼下に見えるSAの施設について伺いました。
「上下線とも、レストランのチェーン店が入っていて、明石を意識した『瀬戸内丼』や、『たらいうどんと蛸(たこ)飯御膳』が評判です。また、軽食コーナーとラーメンコーナーでは『淡路玉葱(たまねぎ)ラーメン』を提供していて、軽食コーナーでは売上げナンバー1になっています」


    淡路SA
 ■営業時間/
   売店、レストラン=8:00〜 21:00
   スナックコーナー=24時間
   大観覧車=9:00〜 21:00
 ■TEL /0799-72-4715

 ハイウェイオアシスの正体      
 

巨大なアトリウムが無料休憩所

 淡路SAと隣接するように広がる淡路ハイウェイオアシスに来ました。ここは美しい兵庫県立淡路島公園の一部。正面にヨーロッパ調の建物があり、中はガラス張りのアトリウムになっていて、植物に囲まれながら休憩できるゾーンがあります。もちろん、明石海峡の眺めも奇麗です。淡路ハイウェイオアシスの立谷一磨さんに伺いました。
「SAは高速道路からしかアクセスできませんけど、ハイウェイオアシスは高速道路からも一般道からも行き来できます。ただし、入り口が別で駐車場も分かれているため、ここで高速を乗り降りすることはできません」

バックには広大な公園

 建物のバックには広い公園、中には物販や本格的な飲食店があります。
「公園の広さは29haです。ゴールデンウィークごろに咲くツツジが最大の面積を占めていて、それが一番の売りものですが、それ以外にも、季節ごとに小さな花々が咲き乱れますので、年中、花と緑がお楽しみいただけます。飲食店としては、ここオアシス館に立ち職人がいる本格的なすし屋さんがあり、お手頃な値段で淡路島の地魚がお楽しみいただけます。別館にはイタリアンレストランもありますので、幅広いお客様にご利用いただけます」


  淡路ハイウェイオアシス
 ■営業時間/
   オアシス館=9:00〜 20:00
   伊レストラン=11:00 〜14:00 、17:00 〜20:00
 ■定休日/
   すしと伊レストランのみ火曜休(祝日は営業)、
   他は無休
 ■TEL /0799-72-0220