今年もやって来ました、クリスマス!
この時期は、夜の街が華やか。あちこちでイルミネーションがきれいです。
今回はイルミネーションの道をドライブします。



大阪市役所前のクリスマスツリー


月も応援!


ユーレマルクト


ニッセは豚に乗ってやってくる

 

     <御堂筋の地図はこちら>



愛と平和と友好のツリー

まずは、我らが御堂筋。今、「御堂筋・光のルネサンス2002」が
開催中で、イチョウの木のイルミネーションやコンサートが行われています。
私は大阪市北区中之島の大阪市役所前に来ていて、
時刻は夕方4時50分を回ったところです。
この市庁舎前の広場に、この暮れ、これまでにないものが
お目見えしました。北欧ノルウェーからの贈り物、
大きなクリスマスツリーです。高さ17mのモミの木で、
市庁舎の3階か4階ぐらいまでありそう。
このクリスマスツリーは、ただのツリーではありません。
ノルウェーから、ロンドン、ワシントンDC、ベルリンなど
世界の主な都市に、愛と平和と友好のシンボルとして贈られている
「ザ・ワールド・リンキング・ツリー」です。
オスロ市民が、第二次大戦中のイギリスの援助に感謝し、
1947年、ロンドンにツリーを贈ったのが始まりです。
毎年、ロンドンのトラファルガー広場での点灯式には、
エリザベス女王も臨席するほどの世界的ツリーになっています。
 
午後5時、イルミネーションが点灯しました!
ものすごくきれいです。電球の数は6560個。
人も増えてきました。女性にお話を伺いました。
 「本物の木は違いますね。生きている感じがします。
 北側からだと、お月様が一緒に見えて結構でした」


ノルウェー流クリスマス市

市役所南の中之島公園では、ノルウェー流のクリスマス市
「ノルウェー・ユーレマルクト」が開催中です。
ログハウスのような屋台が4軒出ていて、
ポインセチアやリースや電飾が飾られています。
おいしそうな匂いの屋台がありました。何がいただけるんでしょうか。
 「ノルウェーワッフルと、グロッグというクリスマスに飲まれる
 赤ワインを煮たものです。ワッフルは、ベルギーよりノルウェーの
 方が歴史が古くて、厚さと形が違います。形は丸ではなく
 てハート形です。グロッグは、赤ワインをナツメグやシナモンなどの
 香辛料と煮て、それをいろんな飲み物で割って飲むものです。
 ここでは赤ワインを温めたもので割っています」

お隣の小物を売っている屋台には、ひげに赤い帽子の
サンタのようでなんか違う人形が置いてあります。
 「ノルウェーでは森の妖精『ニッセ』がサンタクロースの
 代わりです。ニットに半ズボン、木靴で、豚に乗って来ると
 信じられています。『ニッセ』はポリッジというノルウェーの
 ミルク粥が大好物で、クリスマスの朝に納屋に供えておくと、
 来て食べて、豊作や幸せをもたらすと信じられています。
 キリスト教よりは、昔の民俗的なところからきていると思います」
大阪にも、来ているかもしれません。
 「そうですね、豚に乗って。探してください」





 <次のページに行く>