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カヌーマラソンのスタート地点から4〜5km下流の川沿いにある、道の駅「瀞峡(どろきょう)街道 熊野川」に来ました。ここからは、誰でも簡単に川下りができる川舟が出ています。「熊野川川舟センター」センター長の品田顕二郎さんに、ログハウス風の道の駅と、「熊野川」の文字のあるスギの碑について伺いました。
「ここら辺はスギやヒノキがすごく豊富で、紀州スギをふんだんに使った建物になっています。『熊野川』の字は故桂文枝師匠の絶筆です。生前、とくに思いを込めて熊野詣の落語を作られた文枝師匠の記念になるようにと、地元有志と桂一門の人たちが一緒に建てた顕彰碑です」 |
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「熊野古道が世界遺産になりましたが、そのうち熊野本宮大社から熊野速玉大社までの山道が非常に厳しかったので、熊野川を下るというのが一般的な道だったからです。昨年、この川下りを復活させようと9月25日から運航を開始し、冬の間は休んで、3月1日から再開しています。舟は熊野速玉大社のすぐ近くの権現川原まで行って戻りませんが、6月からは車をここに置いている人のため、無料バスを運行する予定です。なお、語り部が、現在18名登録しています」 |
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川舟には「語り部」が同乗し、見どころを説明してくれます。川舟の係留場所に移動し、今度は「熊野川川舟下り語り部」の小山益生(えきお)さんに伺いました。 「16kmを90分ほどかけて下るのですが、短い距離の中に見どころがたくさんあります。例えば、熊野権現がお昼を食べたとの伝承が残る『昼嶋』は、川の中にある一枚岩で出来た島で、キイイトラッキョウやシチョウゲなどの珍しい花もあり、女性の方には喜んでいただいております。熊野権現による鬼退治伝承のある『骨石』、男女のシンボルに似ている陽石と陰石など、案内する奇岩だけで17〜18あると思いますが、一番の見どころは『釣鐘石』です。石の上部に今にも落ちそうな岩があり、これが落ちるとこの世も最後だという伝承が残っております。滝は、葵の滝、布引滝、飛雪の滝など五つの滝をご案内しております」 |
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川の色が変化し、何回来ても楽しめるようです。 |
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熊野川川下り |
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