ラジオ大阪スタジオにて

番組で紹介した
四季折々の大和川
〜この1年の放送を振り返って〜
2009年3月28日放送

別れと出会い、思い出と期待が入り交じる時期となりました。そこで今回は、この1年に番組で訪ねた大和川や支流のことを振り返りつつ、新しい大和川への夢を広げていくことにしました。私が担当した2008年10月以降の放送分はもちろん、前パーソナリティの愛須理絵さんが訪ねた半年間分も含めて振り返ります。また、この1年にお便りを頂いた皆さんにお電話をして、お話を伺ってみることにします。

キッズリポーターと遊んだ大和川


秋篠川の桜

 4月は花からスタート。桜の名所、奈良県大和郡山市の郡山城跡公園、そして、「秋篠川を愛し育てる会」が植樹し、里親制度で育てた桜の新名所、秋篠川を訪ねました。また、堺市の浅香山浄水場で行われた「ツツジの通り抜け」も取材しました。

 5月はこいのぼり。大阪府富田林市の石川に、「NPO法人夢の会」が毎年揚げている、400匹以上のこいのぼりの様子をご紹介しました。そんな5月、川西市のMさんから、子供のころに家族と大和川で泳いだというメールを頂いていました。今回、詳しいお話を電話で伺いました。
 1947年、7歳の時、父が復員して家族全員で大和川に行きました。父は水泳が得意で、私をカメのように背中に乗せ、もぐって泳いでいたようです。父と兄はふんどし、私はシミーズとブルマのようなパンツ姿で、川に入るとパンツがぷっとふくらみました。他の子も同じでした。また、水が奇麗で、塩を効かせたいり豆を水でふやかして食べた記憶もあります。

 6月には、大和川クリーンキャンペーン【絵・ポスター・作文・写真】コンクールで受賞経験のある太田あすかさんから、藤井寺市を流れる西水川に、カルガモの親子が出現したとのメールを頂きました。早速、取材に出掛け、太田さん一家とカルガモを観察することができました。


水辺の楽校にて
 7月からはキッズリポーターが登場。まずは、奈良県河合町の大和川で釣りにチャレンジ。さらに、浅香山浄水場近くの大和川で開催された「一日水辺の楽校(がっこう)」をリポート。続く8月も、奈良県三郷町の農業公園「信貴山のどか村」で遊び、奈良県王寺町の大和川では昆虫生態写真家の伊藤ふくおさんと昆虫採集を楽しみ、また、奈良県明日香村の飛鳥川で大阪産業大学の谷幸三先生に水生生物を聞くなど、キッズたちは大活躍。そして、9月にも、大阪府河内長野市にある滝畑ダム上流で、釣りなどのアウトドアを満喫し、さらには、大和川を撮影し続けている金勝男さんに、写真撮影の指導を受けました。

番組を聴いてクリーン作戦に参加!

 私の初担当は、9月27日に堺市で開催された「内川・土居川まつり」の取材でした。内川・土居川は昭和40年ごろに汚れがひどくなったものの、市民の清掃活動などで奇麗に。そんな苦労話を放送した10月4日に葉書を頂いていた「羽曳野のママ」さんに、今回、電話でお話を伺いました。石川の水墨画を描くのが趣味だとのこと。
羽曳野のママ 特に道明寺のつり橋周辺は、すごく奇麗なせせらぎですし、気持ちよく描けます。川を描くと、さわやかな絵が出来るんです。山と川は、画材として大切な風景。美しく次世代に残すため、汚水を流さないように心掛けています。


綱かけさん

 10月〜12月は、多くのミュージアムに出向きました。東大阪市にある鴻池新田会所、松原市民ふるさとぴあプラザの展示「新田開発と松原〜大和川付け替え後の様子」、八尾市立歴史民俗博物館の特別展「八尾の渡来文化」などをご紹介。年が明けると、奈良県桜井市の山間部、針道地区で新年の行事として行われる「綱かけさん」を取材し、雪がちらつく中、巨大なしめ縄のような綱を、地域の人たちが力を合わせて針道川に架ける様子をお伝えしました。


クリーン作戦

 3月1日には、大和川・石川クリーン作戦にキッズリポーター3人と参加しましたのですが、自転車やスーパーのカートなど、信じられないような物も捨てられていて、ショックを受けました。

 しかし、それを前にした2月、大阪市平野区のKさんから、「ラジオで知り、大和川の清掃に昨年から参加しています。今年もぜひ参加したい」という最高にうれしいお便りを頂きました。Kさんにも、電話でお話を伺いました。
 今年もクリーン作戦に友達と行きました。去年よりすごく奇麗になっている感じで、友達も毎年参加したいと言っていました。大和川を奇麗にするため、「残さない、流さない、ふき取る」の三原則を実践しています。孫にも心掛けるように言っています。

 

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リスナーと電話でお話をしながら、1年間の放送を振り返りました。私が取材したのは半年間ですが、その中で、大和川には魅力がいっぱいあることを知りました。また、奇麗な大和川を残そうと強く思い、立ち上がる方がたくさんいることにも驚きでした。まさに、川の大切さを教えていただいた半年間でした。