クリーン作戦の様子(大和川)

大和川が1年で一番奇麗になる日
大和川・石川クリーン作戦
〜キッズリポーターと一緒に参加〜
2009年3月7日放送

3人のキッズリポーター、井阪若菜(中3)さん、小出健人(小5)君・翔太(小3)君兄弟と、堺市立新浅香山小学校すぐ北側の大和川に来ています。ここは「大和川・石川クリーン作戦」の堺市のメイン会場。既に大勢の人が集まり、北側一雄元国土交通大臣のあいさつが始まっています。天気は快晴、川も穏やか。やる気満々の3人のキッズたちとこれからするのは、もちろん清掃活動です。

個人で、学校で、会社で、参加

 ビニール袋と軍手、ごみばさみを受け取り、清掃活動が始まりました。子供も大人も、大勢が動きはじめました。3人のキッズたちも頑張っています。
健人 ごみは多かった。特にお菓子のかすが。しんどいけど、たくさん拾えたからうれしい。
翔太 野球のボールや缶を拾いました。奇麗になったからうれしい。
井阪 思いのほかごみが多い印象です。重くて拾えませんでしたが、スクーターもありました。(昨年も参加したが)相変わらず捨てる人が多くて、量は減っていない感じ。もう少し意識してほしいですね。

 堺市立長尾中学校の1年生と2年生が、学校行事で清掃活動に参加。大物ごみも見つけたようです。
男子生徒 自転車やごみ箱などがあります。
女子生徒 大きなタイヤを1人で持ってきたこともあります。草むらなどに捨ててあったりしますね。スーパーのカートが、川のそばの泥地のような所にありました。泥が付いていて重かった。
男子生徒 大変でしたが、昨年よりはごみの数が少なくなったと思います。

 こちらは、家族5人で清掃活動中。
 会社のボランティア活動の一環で5〜6年来ていますが、年々奇麗になっているように感じます。
男児(8歳) 去年より奇麗になっていた。今日は袋とか拾いましたけど、汚いなあと思いました。

 続いては、地元・堺市の男性。
男性 会社の環境活動、地域貢献で参加しています。子供のころ、大和川にはもう少し下流の所によく行きました。泳げたし、シジミなどもよく取れました。(川の美化には)ごみのポイ捨てをなくすことです。スーパーの袋やブックカバーなど、なるべくもらわないよう、自分自身では心掛けています。


中島さん

 「ボーイスカウト堺第9団カブ隊」の姿もあります。隊長の中島幸江さんに伺いました。
中島 小学2〜4年生のカブ隊8名、リーダー4名で来ています。毎年、どこかの団が参加していますが、私たちは久しぶりです。前に比べて水はとても奇麗になっていると思いますが、ごみの量はやはりすごいですね。今年は水を取り上げてプログラムを組んできたため、自分たちで考え、実践できることとして、クリーン作戦に参加しています。

ごみの後は生き物探し


西川さん

 市民団体「川とあそぼう!大和川」などの主催で「水辺のかんさつ会」が始まり、みんな川の中に入って真剣に生き物を探しています。市民団体「エコ・ウェーブ堺」の西川雅規さんも応援に駆けつけ、水生生物の採集をしています。
西川 これはタイワンドジョウです。だいぶ昔に食用に輸入された外来種です。どこかの池などから流れてきたんでしょう。こちらは少し大きくなったミドリガメ。もっと大きく、30〜40cmぐらいになりますね。他にも大和川では、大きなコイが泳いでいるのをよく見かけます。また、ここ4〜5年ぐらい前からアユが上ってきているとも聞いていますし、今ごろだとシラスウナギもいると思います。ウナギの子供で、8cm前後の半透明のような魚です。

 大和川の水は奇麗になっているのでしょうか。
西川 30〜40年前に比べ、かなり奇麗になっていると思います。土のにおいはしますが、薬品などの変なにおいじゃなくなりましたから。
健人 奇麗になったら、どんな魚が増えますか。
西川 昔はどんな川にもいたオイカワなんかが増えると思います。アユも。ここらでも、アユ釣りをする人が見られるようになったらいいと思います。

 キッズリポーターたちも川の中に入りました。
健人 とてつもなく冷たかったです。
翔太 足が凍りそうでした。色々な魚が取れて、すごいなあと思いました。
井阪 みんなが取っている魚の種類が結構多くて、大和川は色々なものがいるのだなあと思いました。

 

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キッズリポーターたちと

初めて大和川・石川クリーン作戦に参加し、たくさんのごみや、バイク、自転車などのびっくりするようなごみを見て、とても悲しい気持ちになりました。でも、みんなの協力により、今は奇麗な大和川が広がっています。この状態がずっと続けばいいと思います。まずは捨てないこと、これが一番大切です。