源流はきれいだ!    小出健人

 ぼくは、夏休みの自由研究で、大和川へ流れていく高取川の水質調査をしました。それで、高取川の源流から曽我川と合流するまでの五か所に何日かに分けて、父や母と行きました。
  まず源流へ行きました。気温は30度をこえる暑い日でしたが、山の中は23度とエアコンがきいているようでした。鳥の鳴き声も聞こえました。川の水は19度で、足をつけてみると、「ひゃー!冷たーい!」と思わずさけびました。「飲みたいな」と思うくらいすんだ水でした。川の石をひっくり返すと、サワガニがいました。他にも、カジカガエルやシュレーゲルアオガエルなどがいて、見つけるたびに「ヤッター」とかん声をあげました。パックテストでCOD値を測ってみると、ほとんど0に近く本当にきれいな水だということがわかりました。
  ところが、下流に行くにつれ、水がどんどん汚れてきました。ぼくの調査の最終地点の曽我川との合流地では、ビニールやペットボトルなどたくさんのゴミがあり、水も茶かっ色でにごり、ヘドロや油のようなものがういていました。水温は32度もあり、においもとてもくさかったです。COD値も20PPmとずい分汚れていることがわかりました。車で行くと源流から30分くらいのきょりの間に、こんなに汚れてしまうのかとびっくりしました。
  また別の日に、飛鳥川の源流へも行きました。やはり、サワガニやニホンアカガエル、ナミウズムシがいるきれいな川でした。
  汚いと言われている大和川も、源流の山からは、とてもきれいな水が流れています。ぼくは、サワガニたちがすむきれいな川が大すきです。下流の方まで気持ちよく川遊びができたらいいなぁと思います。ゴミをなくして、自然を大切にして、きれいな川を守って行きたいと思います。