![]() |
![]() |
![]() |
魚を追ってみんな生き生き 奈良県御所市古瀬(こせ)。大和川支流の曽我川が南から北へと流れ、そこに小さな川である古瀬沢が西から流れ込んでいます。その古瀬沢には、オブジェのように見えるユニークな砂防ダムがあり、周辺には「古瀬沢水辺の楽校」が整備されています。今回は、ここと曽我川で授業を行っている御所市立葛(くず)中学校を訪ねます。独自カリキュラムの「しぜん科」とは、どんな内容なのでしょう。 |
軽い気持ちで川に入って 古瀬沢水辺の楽校から南東方向へ数百m。曽我川沿いに校庭が広がる葛中学校で、隠地保彦教頭と北川健(たけし)、荻原賢両教諭にお話を伺いました。 具体的には、どんなことをしているのでしょう。 川で授業をすることになった経緯を伺いました。 水辺の楽校では、農作物づくりです。 魚は何種類ぐらい把握されているのでしょう。
荻原 現在、飼育しているのは約24種類で、曽我川では16種類を確認しています。生徒たちは、最初、魚を見るだけたったのですが、普段、格好つけている子が積極的に飼育に加わったり、女子が休み時間にぼっと見ていたりと、結構、癒し効果があるのかなとも思います。水槽の手入れも、少し教えてあげると、自分たちで水草を取ってきて植えるなど、自然環境に近い状態を再現するよう、意欲的にやってくれています。 川を大切にする気持ちも芽生えてきているようです。 |
曽我川は「ユートピア」 生徒たちにも聞きました。3年生の田島大介君、米田和貴君、關(せき)真章君は、しぜん科の授業を受ける前、曽我川に入った経験はあったのでしょうか。 曽我川に入った時の思い出も聞きました。 後輩たちに一言。 「しぜん部」に所属している1年生の田仲由尚君、井ノ上武(たける)君にも聞きました。 曽我川や大和川に望むことを聞かせてもらいました。 ******
葛中学校前を流れる曽我川を歩きました。民家や畑が並ぶ中を穏やかに流れる曽我川は、幅が5mぐらいで、そんなに深そうではありませんが、中ではたくさんの魚が泳いでいることでしょう。生徒たちにとって、ここは教室のようなところ。身近な自然を題材にする授業を、みんな楽しんでいるように感じました。 |
![]() |
![]() |