奇麗な花を育てた
美しい水が大和川へ帰る時
〜二つのアジサイの名所を巡る〜
2007年6月9日放送

雨の季節に楽しめる花の代表選手といえばアジサイ。育てるのにはたくさんの水が必要です。大和川水系にはアジサイの名所が多いのですが、その一つに大阪府堺市の三宝下水処理場があります。奇麗な処理水を吸った美しいアジサイは、毎年、期間限定で一般公開されています。まずは三宝下水処理場の寺井健(たけし)さんに伺いました。
三宝下水処理場のアジサイは、施設を社会見学に来てくれる小学生に喜んでもらおうと、1988年に職員が自宅から持ってきて植えたのが始まりで、今ではおよそ50種1000株が咲き誇ります。当初は小学生だけに見てもらっていたのですが、1991年からは一般公開が始まりました。例年、公開期間の9日間で1万5000人ほどが訪れます。ここは平坦地のため、高齢者やベビーカー利用の方にも好評です。


二つめのアジサイの名所は、大阪府富田林市の大阪府立花の文化園「フルルガーデン」です。北野明さんにお話を伺いました。
フルルガーデンのアジサイは、これからが見ごろ。取材時には、 50品種1000株あるアジサイのうち、早咲き種のカシワバアジサイが咲き始めているところでした。アジサイは、例年、5月半ばから7月上旬までが見ごろ、カシワバアジサイは、6月半ばからが見ごろとのことです。