ツツジの名所から送られる
堺市のおいしい水
〜浅香山浄水場〜
2007年4月28日放送

堺市の浅香山浄水場は、「大阪みどりの百選」にも選ばれるなど、ツツジの名所として親しまれています。毎年恒例の「浅香山浄水場つつじの通り抜け」が、今年も4月21日から30日まで行われました。昭和31年から続いているこの通り抜けは、今年で52回目を迎えました。

浅香山浄水場には、およそ2000本のヒラドツツジが植えられています。色は、白、ピンク、赤の3色。元々、ここは貯水池の堤防だったので、堤防護岸の補強のためにツツジが植えられていきました。ツツジは根がよく張るためです。一般公開が始まったのは51年前ですが、植えられたのは70年ほど前です。現地で、堺市上下水道局総務課の郷田秀章さんにお話を伺いました。


浅香山浄水場は、100 年近く前の1910年、大和川から水を取り、飲料水などの上水道を供給する施設として稼働しはじめましたが、29年前の1978年に、大和川が汚れて上水道を取れなくなったため、その機能を今は休止しています。現在の堺市の水道は、淀川から水を取っている大阪府営水道を使っていて、その水をいったんここに持ってきて各家庭に送っています。写真は予約制で販売している堺市の水道水ですが、評判がよく、毎年すぐに完売します。