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毎回、大阪を拠点に活動しているNPO法人やNGO、ボランティア団体、そして大阪のいろいろな地域で活躍している方やその地域の活動内容を通して、大阪の「ひと」や「まち」の魅力を発見していきます。
たくさんの人に知って欲しい大阪を魅力いっぱい、情報満載でご紹介していきますので、みなさんご期待ください。

2005年5月14日(土)放送
タイトル
今回は、大阪の水辺のまちを再生していこうという活動をされています「NPO法人 水辺のまち再生プロジェクト」事務局長 吉崎かおりさんにお話をお伺いします。

収録写真メイン


ホームページでは、大阪が大好きな私、藤原宏美がNPO法人やNGOなどの団体をご紹介していきます。今回は、大阪の水辺のまちを再生していこうという活動をされています「NPO法人 水辺のまち再生プロジェクト」事務局長 吉崎かおりさんにお話をお伺いします。

Q.「水辺のまち再生プロジェクト」の主な活動は、どのようなことをされているのでしょうか?
「主な活動は、去年の3月から毎月第3水曜日に1度、大川の水辺でお弁当を食べるという“水辺ランチ”を開催しています。元々、1人で水辺のいろいろな場所でお弁当を食べていました。大川が堂島川と土佐堀川に分かれる場所を剣先といいますが、そこでお弁当を食べた時に、街中でありながらこんな素敵な水辺の空間があるということに気が付きました。その割にはあまり人がいなかったので、この場所を皆さんに知っていただいたら、もっとたくさんの人が集まってきてくれるのではないかと思いました。そこで口コミと月に1度、『水辺のまち再生プロジェクト』から発信しているメールマガジンで“水辺ランチ”を広めていきました」

Q.どのような方が来られるのでしょうか?
「1回目は10人程度の方に来てもらえれば十分だと思っていたのですが、約100名の方に来ていただきました。ミュージシャンやカヌーに乗って来られる方がいたりといろいろな方がいらっしゃいます」

Q.他にもいろいろな活動をされているようですが、具体的にはどのような活動をされているのでしょうか?
「まず『水辺のまち再生プロジェクト』のコンセプトは、“水辺の景観を良くしていこう”ということです。しかし今の大阪の水辺の問題として、水辺に人が少ないということがあります。水辺に人がたくさん集まれば、それだけ水辺に対する意識が向上し、景観に対しても気を付けるようになるのではないかと考えています。そこで大阪の水辺に人がたくさん来てもらうために『大阪水辺マップ』というガイドマップを作成しました。1年半をかけてお店を1軒、1軒調べまして、『このお店は川と中央公会堂が見られて、なおかつウナギも美味しい!』などのコメントを掲載しました。このガイドマップは、水辺にある京阪電車さんの売店や国立国際美術館の中のミュージアムで販売させていただいております。また活動の1つとして、水上タクシーがあります。大阪は川から繁栄した町なので、やはり陸から見るよりも、川から見る方が町の形が良く分かります。それを多くの方に見ていただき、感じてもらうきっかけになればと考え、水上タクシーを走らせています。また水辺の町を良くしていきたいという私たちのコンセプトから、水辺に住むということも大事ではないかと思いますので、『水辺不動産』という水辺にある物件をネットで紹介しています」

Q.「水辺不動産」をもう少し詳しく教えていただけますでしょうか?
「水辺に住みたいという方の情報ツールとして利用していただいたり、また水辺に物件をお持ちのオーナーさんには、水辺は人気があるということを認識していただければ、意識も変わると思います。例えば川に向いている室外機などは『川から見られている』ということで目立たなくさせたり、またレンガを貼るなどのビルのお化粧は、道路側にしかしていないというビルがたくさんありますが、それを川沿いにも可愛いレンガを貼ったり、花を飾るなど景観に気を遣われるようになるのではないでしょうか」

Q.今、お邪魔している「大阪名品喫茶 大大阪」という喫茶店は、吉崎かおりさんが店長をされているということですが、とてもクラシカルな雰囲気でいろいろな古い書物や大阪の名品がたくさんありますね
「そうですね。その名の通り、大阪の名品を扱っている喫茶ですが、この店を構えているビル自体が近代建築です。大阪は川から繁栄した町なので、川沿いに有名建築や近代建築がたくさん残っています。この喫茶店では、大阪の古い書物が読めて、大阪が誇る工芸品や文具品をじっくりとご覧いただけます。例えばオルファという大阪の会社は、世界で初めて折り刃式カッターナイフを考案しました。“刃を折る”ということからオルファという名前にしたということです。このように大阪から世界に発信しているものがたくさんあるということ、そして川沿いにたくさん建物があるということからも大阪と川という関係は、切っても切れない関係だということがこのお店で働くことにより実感しました」

Q今後、どのようなことを計画されているのしょうか?
「今年は7月に水辺ナイトを予定しています。ちょうど中央公会堂もライトアップがされますので、綺麗だと思います。水辺ランチは、今年8月と来年の1月、2月はお休みですが、それ以外の月は雨が降らない限りは、毎月開催しております
。是非、ご興味を持たれた方は、お気軽にご参加ください」



出演者写真 NPO法人
水辺のまち再生プロジェクト
事務局長
吉崎さん

素敵な水辺の空間でランチタイム

「大阪水辺マップ」
お店などの情報も満載!

取材写真
吉崎さんが店長をされている
「大阪名品喫茶 大大阪」

取材写真
ますますのご活躍を期待しています!

水辺のまち再生プロジェクト
電話番号 06-6444-2366
HP http://www.suito-osaka.net/

地図

  ●藤原さん感想
今回の取材先は水辺にこだわった活動をされている団体でしたが、水辺でランチをしよう!という毎月の催しが、とっても楽しそう&気持ち良さそうでした。
確かに、お花見やハイキング、海辺でのバーベキュー……、外で食べる御飯って美味しいですもんね(^O^)
実は4月の回、私もメンバーの皆さんと一緒に水辺でお弁当を頂こうと思って楽しみにしていました〜(>_<)雨で中止になった為、残念ながらそれは実現出来ませんでしたが、お話を伺った吉崎さんが店長を務めるお店「大大阪」という素敵な喫茶に出会うことが出来て良かったです♪
どなたでも参加OKの水辺ランチ。私も次回参加しようかな?5/18、良い天気に恵まれますように(^O^)/


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