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ホームページでは、生粋の大阪人、ラジオ大阪アナウンサー松本恵治が、毎回、大阪のいろいろな地域で活躍している方やその地域をご紹介します。
2005年12月17日(土)放送

  音楽ふれあいグループ『きらっと』

福島区に拠点を置き、音楽を通じて高齢者との交流など、きらっと輝く活動をされている音楽ふれあいグループ『きらっと』代表の深見喜久代(ふかみ きくよ)さんにお話を伺います。




松本:音楽ふれあいグループということですが、どんな音楽を通じて、どんな交流活動をされているのですか?

深見さん(以下、深見・敬称略):ミュージックベルという楽器を演奏し、みなさんに楽器に触れていただき、一緒に歌ったり、リズムを取ったりしながら、高齢者や園児と交流しています。

松本:ミュージックベルというのは、どんな楽器ですか?

深見:以前からありましたハンドベルという楽器をもとにして、アンサンブル演奏を手軽に楽しめるように考案された楽器です。軽くて、どれもほぼ同じ大きさながら違う音が出るように、作曲家の鈴木邦彦さんが考案されました。

松本:ミュージックベルというのは、昔からある楽器ですか?

深見:それほど古くはありません。

松本:同じ大きさで違う音が出るのは、何か工夫があるのですか?

深見:低い音のベルのかたちはちょっと丸く、高い音のベルは鋭角になっています。中にある「クラッパ」というゴムの丸い玉をベルに打ち付けて音を出す仕組みになっています。

松本:全く楽譜が読めない方もいらっしゃるそうですが、それでもできるのですか?

深見:はい、大丈夫です。先生が楽譜に自分の音の割り振りをしてくださいます。そこに蛍光ペンで、自分がドのところだったらドをピンクに塗ったり、レだったら黄色に塗るなどします。また、たいてい知った曲を練習しますので、自分の心の中で歌いながら演奏すればいいわけです。

松本:音楽ふれあいグループ『きらっと』が、初めて人前で演奏したのはいつでしたか?

深見:去年のクリスマスです。野田阪神の「ウイステ」から要望があり、クリスマスソングを2〜3曲演奏しました。

松本:他にはどういうところで演奏されているのか、お聞かせください。

深見:福島区のデイサービスや、お年寄りの食事サービスの場などです。一人でお住まいの方の食事サービスの後、ちょっと歌ったり演奏もして、みなさんにもベルを持っていただいたりもするのですが、それが好評です。

松本:演奏会は、どのぐらいのペースでされているのですか?

深見:演奏会という形では、それほど活動していません。この夏に中央図書館の催しに、一応正式な演奏という形で出させてもらっただけです。

松本:様々な取り組みの中に、ミュージックベルを組み込んでいくという感じですか?

深見:ふれあいが主な目的ですから、もちろん演奏もします。しかし、みなさんにもちょっと珍しい楽器を持っていただいて、伴奏やタッタと鳴らして楽器を触ってもらうということを主体にしています。

松本:音楽ふれあいグループと名乗られている理由もそのあたりにあるのですか?

深見:そうです。音を楽しむふれあいグループにしたいと考えています。

松本:どんな時が一番楽しいですか?

深見:本番です。本番では演奏ができても、できなくても次々とプログラムを進めてみなさんと笑いながら楽しめます。そして帰りに「また来てね」って言われると、楽しさがうれしさや幸せにつながります。いつもその繰り返しです。

松本:いいですね。自分の音を出すのに緊張しながらでも、その中に笑顔があるのですね。

深見:でも最初はみなさん、なかなか笑顔で演奏することができません。ほんとは楽しいのですが、間違ったらいけないという考えの方が先にたってしまうからです。どのようにして、笑顔で楽しみながら演奏してもらえるかということは課題の一つです。

松本:最初は20名くらいからスタートされたそうですが、現在では何名いらっしゃるのですか?

深見:14名です。

松本:どういう方が多いのですか?

深見:自分の時間を持ちたいという50代くらいの人が大半ですが、保育所の先生もお二人いらっしゃいます。若い方も2〜3人いて心強いです。

松本:クリスマスから年末になると、どんな曲を演奏されるのですか?

深見:もちろん“きらきら星”“きよしこの夜”“ジングルベル”です。今年は、それらにプラスして“赤鼻のトナカイ”も演奏できるようになりました。子どもさんからずっとリクエストがあり保育所でも演奏をしました。ほかにも、“雪”や“たき火”が新演奏曲です。

松本:だんだんレパートリーも増えていますね。

深見:もう17曲になりました。“大きな古時計”や“夕焼け小焼け”などは、どこに伺っても演奏しますのでずいぶん上達したと思います。

松本:深見さんにとって福島の町は、どんな点がいいところですか?

深見:5年ぐらい前から福島に通うようになりましたが、昔ながらの家並みや石畳などもあり、静かな町というのが第一印象でした。

松本:深見さんご自身は、福島にお住まいではないのですか?

深見:隣の西区です。

松本:福島の町でミュージックベルを通して音楽と触れあっておられますが、ミュージックベル自体を普及させる活動もお願いします。

深見:平成18年は、グループ員を再募集しようと思っています。ミュージックベルはみんなで合奏する楽器なので、奏者がたくさんいる方がきれいな音色が生まれます。

松本:これからも頑張ってください。

深見:ありがとうございました。


出演者写真 代表
深見喜久代さん


お客様を迎えての初演奏
(04冬・野田阪神ウイステ
クリスマスコンサート)

みんなの心が一つになった
舞台での演奏

人形劇の動物の動きに合わせて
ベルを鳴らす初めての挑戦
(05.7・市立中央図書館)

一人暮らしの高齢者の方々と
(05.秋・コミュニティ食事サービス)

園児たちも、
ミュージックベルの音色に興味津々
(05.12・保育園のクリスマス会)

公演前の練習でも
“楽しく、仲良く、心で奏でよう”
というモットーは忘れず。





平成18年は、グループ員を再募集しようと思っています。
興味のある方は、お問い合わせください。


お問い合わせ/
「あいあいセンター」(福島区ボランティアビューロー) 
TEL:06-6454-0531
FAX:06-6454-6631




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