今回は、西区で活動されている『土曜サロンコンサート』実行委員会委員長で西区体育厚生協会文化企画部部長の鈴木好永（すずき よしえ）さんにお話をお伺いします。


松本：『土曜サロンコンサート』実行委員会は、どんなメンバーで構成されているのですか。

鈴木さん（以下：鈴木・敬称略）：主催が財団法人西区コミュニティ協会、西区役所、そして協賛が大阪市文化振興事業実行委員会、主幹が西区体育厚生協会で、実行委員会は直接コンサートにたずさわっている音響照明や企画運営のメンバーです。西区民センターの音響照明にボランティアで加わってくれているみなさん、インターネット配信を担当している方、西区民センターの職員の方々はもちろんですが、私が所属しています西区体育厚生協会の文化企画部が企画運営をしています。

松本：西区体育厚生協会の文化企画部は、どんな組織ですか。

鈴木：体育厚生協会は、市内のそれぞれの区にあって、区民の健全な心身育成のためにスポーツやレクリエーション活動を行っています。西区では、“心身”の心の部分を文化芸術を奨励していくことで、バランスがとれた活動になるだろうと、平成13年に文化企画部が創設されました。

松本：照明や音響、インターネットの配信をされているのは、どういう方たちですか。

鈴木：地域イベントでいつもボランティアとして活動しているみなさんです。

松本：では、それを職業にされている方たちじゃないんですか。

鈴木：そうです。専門職の方たちではないんですが、みなさん、それぞれが音響、照明、インターネット配信など自分たちの得意とする分野では、プロに近い腕前を持っている方がたくさんいらっしゃって、その方たちに協力をしていただいています。

松本：地域でのコンサートというと、地元のアマチュアの方のステージを想像してしまいますが、この間も桑名正晴さんのコンサートをされているんですね。

鈴木：1回目から、文化芸術などの幅広いジャンルのプロの方に出演をしていただいています。“ほんまもん”に触れることで、西区民の文化レベル、芸術意識の向上を図ることを目的とし、身近に、気軽に、親しみやすくわかりやすい内容で楽しめるコンサートの企画運営をしています。

松本：コンサートとなるとお金もかかったりすると思いますが、その辺はどうなんですか。

鈴木：1回目から「気軽に、身近に」というのはどのくらいだろうかということで、じゃあ、1000円からやってみようということになり、以来、ずっと1000円で続けています。

松本：1000円なら、初めてでも行ってみようかなと思える、いい金額ですね。

鈴木：身近に気軽に参加できることで、敷居が高かったものにもすっと入っていける。ニューヨークのブロードウエイじゃないですけど、仕事帰りに気軽に、しかもすばらしい内容のコンサートが楽しめるようになっていければと。いうなれば、「なにわのブロードウエイ」をめざしています。

松本：最近は、どんな催しをされたのですか。

鈴木：グローバルジャズオーケストラ。前回は10月に20人ほど舞台に上がっていただいて演奏していただきました。彼らとの関係で、昨年の暮れには、ニューヨーク在住の歌手ウイットニー・マーシャルさんを迎えてのコンサートを「第10回記念特別公演」として開催しました。

松本：次の予定をお聞かせください。

鈴木：「ダイナマイトしゃかりきサーカス」さんのコンサートです。

松本：どのようなことをされるグループですか。

鈴木：名前だけ聞くとサーカス団と勘違いされると思うんですが、関西を拠点に活動する5人組のボーカルエンターテイメントグループです。いわゆる、アカペラグループです。女性4人、男性1人のメンバー構成です。

藤原：私もこのグループ知っています。ものすごい歌唱力なんですが、関西弁がときどき入ってすごく面白いんです。

鈴木：そうなんです。トークの面白さも魅力のひとつです。今回はクリスマス曲なども含めたおなじみの曲を中心に歌ってもらうことになっています。

松本：リーズナブルなコンサートをこれからも市民のために、どんどんやっていただきたいと思います。今日はどうもありがとうございました。

鈴木：ありがとうございました。

藤原：『土曜サロンコンサート』の「ダイナマイトしゃかりきサーカスコンサート」は、12月3日（土）西区民センターで開催されます。詳しいお問い合せは、西区民センターまでお願いします。なお、『土曜サロンコンサート』のホームページもありますので、ぜひのぞいてみてくさい。

お問い合せ／西区民センター　
TEL:06-6531-1400
http://wwis.dip.jp/dsc/index.asp