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ホームページでは、生粋の大阪人、ラジオ大阪アナウンサー松本恵治が、毎回、大阪のいろいろな地域で活躍している方やその地域をご紹介します。
2005年10月8日(土)放送

  『夢乱舞(むらんぶ)』

大阪のいろんな地域の皆さんにスポットを当てて、活動ぶりやその地域のことをご紹介するコーナーです。今日は、大正区で活動されています『夢乱舞(むらんぶ)』をご紹介します。
夢乱舞・代表の岸口真宗(きしぐち・まさのり)さんにお話をお伺いします。

松本 岸口さん、こんにちは。よろしくお願いします。

岸口さん(以下:岸口・敬称略) こんにちは。よろしくお願いします。

松本 まずは、どんな舞をしているんですか?

岸口 「よさこいソーラン」という、最近有名になりつつある踊りです。

松本 あのよさこいとソーランをくっつけたやつですね。

岸口 そうです。

松本 今、若い方を中心に、結構盛り上がってますよね。今、何人ぐらいで活動しているのですか。

岸口 現在、18人ぐらいです。中心になっている年代層は、10代から30代。でも上の方では、50代後半の方もいてます。

松本 よさこいソーランになると、けっこう若い子が増えてくるんですよね。岸口さんは、元々、別のボランティアグループを作っていらっしゃったそうですね。

岸口 ボランティアグループというか、アウトドアのチームを作っていて、困った時に、こういうのをやろうじゃないかという、その場しのぎのボランティアなんですけども、メインはアウトドアです。

松本 それから今の「夢乱舞」の活動に変わっていった、何かきっかけは何ですか。

岸口 よく兵庫県の篠山というところにキャンプに行きますが、そこの篠山口駅前で、ある少年がある茶髪の“ちょっと怖いお方”に暴行を受けていたんです。その時に、仲裁に入って、その少年と出会ったのがきっかけで、夢乱舞・よさこいを作ったというのが始まりなんです。

松本 ほー。そんな出会いが。でもその少年を助けはったわけですよね。それがなぜその夢乱舞の結成につながっていったんですか。

岸口 篠山の方では、小学校の授業とかで、よさこいソーランがあるんです。彼もその時に、よさこいチームに入っていたんで、「大阪に行って、よさこいをやりたい」という意見があったんで、「じゃあ、うちはメンバーもいるし、立ち上げてみようよ」というのがきっかけになりました。なかなかドラマティックな出会いから、よさこいソーランまでつながっているわけです。

松本 実際にそのよさこいソーランのチームを作ろうということになって、いつ作られたんですか。

岸口 今年の3月です。集めるのは大変だったでした。大変ですね。大阪の方面では、よさこいがまだあんまり知られてませんので。高校生も、金八先生で、南中ソーラン、っていうのがあるので「その曲がよさこいソーランだよ」って友達を誘ってるみたいなんですけど。

松本 なるほどね。そうやって一生懸命集めてきはったわけですね。何か手拍子とか、いろいろあるんですね。

岸口 はい、ありますね。手拍子もあれば、あおりっていって、みんなで、大声でさけんだりする箇所もあります。

松本 これを覚えるだけでもけっこう難しいんじゃないですか。

岸口 みんな各自が自宅で練習してもらうという形しかできないですけど。

松本 これまたみんな個別にはできても、みんな合同になったらまた全然合わないとか。そういう友達とかいっぱい集めてきて、よさこいソーランをすることになりましたが、その最初に出会われた子どもさんいましたよね。その子を中心に、よさこいソーランを通じて知り合った子ども達って、よさこいソーランをやってどういう風に変わりました?

岸口 当初、大阪に出てきたときは、問題ばかり起こしてましたが、今は一生懸命、会の代表を目指して、よさこいの踊りを頑張っています。今も大阪にずっといて、今は先輩と一緒に大阪に住んで、就職先も見つかって、仕事も頑張っています。

松本 よさこいソーランを通じて、なんか人間も変わっていくというのはいいですね。

岸口 そうですね。今後に期待してるんですけど。

松本 その他に、よさこいソーランを通じて、変わっていった若い子ども達、青年の話なんていうのはありますか。

岸口 ありますよ。とくにうちは、そういう子どもが多く集まったチームで、その中に先天性の病気で小中高と体育の授業を保健室で過ごしてた女の子がいます。その子の妹さんが夢乱舞に入っていて、見学にはよく来てました。見学に来て、親の反対などがありましたが、自分もやりたいと言い出して。当初は先生からも反対されていましたが、少しずつ基礎体力も付いてきて、「やってみたらいいんちゃうか」と病院の先生からも許可が下りて、今は、頑張っていますよ。何かやりたいこととか、目標を見つけると、やっぱり人、子ども達は変わっていくんです。当初は、親に無理やり連れて来られて、「絶対こんなチーム入れへん」っていうような子もいましたが、でも、練習しているうちに自分から、「もっとイベントないんですか?」みたいな。みんなやり出すと、すごい楽しんでますね。

松本 なるほどね。練習は具体的にはどんなところで、どれぐらいのペースでやってはるんですか。

岸口 メインとなる練習場所は、大正勤労青少年ホーム「トモノス大正」というところがあるんですけど、そこで毎週土曜日、午後6時から9時まで練習しています。今日は10月8日なんですけど、近々ということになりますと、10月30日に、大正区で「日本民謡八昇会(はっしょうかい)」という年次大会があり、そこで河内音頭の先生たちが集まって発表会みたいなものがあるんですけど、そこで2曲ほど踊ってくれという依頼がきています。あと11月13日に、住吉区にある建国高校。そこでも15分間ぐらい踊ってくれないかという依頼が来ています。

松本 最後になりましたが、地元・大正区の良さ、自慢、PRをお願いします。

岸口 大正区には、昭和山という山がありまして、これは10分ぐらいで登れるところなんですけども、夕日がすごく美しくて、眺めが綺麗な場所です。その横に、大きな千島グラウンドというグランドがありまして、休日になるとスポーツをする学生たちで、いっぱいになるんですよ。で、大正区っていうのは、電車がちょうど大正駅しかなくて、あとはバスでの移動になるんですけども、急行バスとかがあって、とても便利な場所です。で、大正というと沖縄になってしまうんで、沖縄料理も美味しいですし、いろんな沖縄料理を味わえる店がありますので、ぜひ、大正に遊びにきてください。

松本 意外なところがありますね。すぐに登れる山?天保山なら有名なんですけど。大正区にもそんな山があるんですね。

これからも、よさこいソーランで、若い人たちと一緒にどんどん、地域を活性化していただきたいと、思いますので、頑張ってください。岸口さん、今日は、どうもありがとうございました。

岸口 ありがとうございました。

夢乱舞は、毎週土曜日の午後6時から9時まで、大正区泉尾にあります大正勤労青少年ホーム『トモノス大正』で練習をしています。

活動に興味のある方は、見学にお出かけください。














お問い合わせ/06-6554-5377(トモノス大正)

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