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ホームページでは、生粋の大阪人、ラジオ大阪アナウンサー松本恵治が、毎回、大阪のいろいろな地域で活躍している方やその地域をご紹介します。
2005年9月10日(土)放送

  「ぐるーぷ ぬ!」

このページは、大阪のいろんな地域の皆さんにスポットを当てて、活動ぶりやその地域のことをご紹介するコーナーです。 今回は、浪速区に拠点を置いて、人形劇をしている、『ぐるーぷ ぬ!』というお母さんたちの劇団をご紹介します。私たちの年代でいいますと、前衛的な劇団っていうイメージもしちゃうんですけど、実はそうじゃなくて、明るく、楽しい、子供たちに大人気の人形劇団です。 『ぐるーぷ ぬ!』の代表の坂口真子(さかぐちまさこ)さんにお話を伺います。

松本 この「ぐるーぷ ぬ!」の“ぬ!”ってどういう意味ですか?

坂口さん(以下:坂口・敬称略)  その質問が私たちにとって、いちばん説明がしにくくって悩むものなんですけど、実は軽いノリでつけたもので気持ちとしては子供達に夢を届けたくて、舞台からいろいろなものが“ぬ〜っ”と顔を出すよというような意味でメンバーみんなでつけたんです。

松本 その「ぐるーぷ ぬ」、拠点は浪速区ということですが、活動はやっぱり浪速区中心なんですか。

坂口 拠点は浪速区なんですけど、大阪市内のあちらこちらで呼んでいただけましたら、行っております。主に浪速図書館で図書館関係5館ぐらいとか、トモノスや区民センターなどに行ってまして、それは毎年呼んでいただいています。毎年行かせていただく形で、あともうひとつは、子ども文化センターさんのクラブ号に乗って、幼稚園や保育園などへ人形劇の出前公演みたいな形をするふたつのパターンで活動しております。

松本 要請があれば出かけていって公演されるわけですね。これどんなことがきっかけで、始められたのですか?

坂口 最初は浪速区の区民まつりで、紙芝居をやりませんかというような声が難波元町小学校の子供会の会長をされていたメンバーの中のご主人からお話がきまして、紙芝居をしたのが、始まりだったんです。仲間は元々、子供達を公園に遊びに連れていって、知り合ったメンバーなんです。お母さん6人なんですけども、たまたま偶然みんな家庭環境が似てまして、全員が自営業で同居だったんです。そこら辺で話もあって、和気あいあいと仲良くさせてもらっているメンバーだったので、そのまま紙芝居を一緒にしようということになりました。私自身は以前大学時代に人形劇のサークル活動をしてたんですね。そういうことを知っていた人が声がかかったというような経緯があります。そこで、みんなでしましょうということで、始まったんです。

松本 人形っていうのは、いろいろありますけど、小さな指人形からぬいぐるみみたいなのに、手を突っ込んで人形劇もあれば、操り人形みたいなのもあれば、どんな人形劇なんですか。

坂口 私たちもいろんな種類を持っています。手のひらに乗るぐらいの小さな人形から、指使いのもの、棒使いや出使いまであって、いちばん大きいもので、2m70cmぐらいのものがあります。

松本 2m70cm!

坂口 それは二人使いで、完全に外に出ますよね。持ち運びできるように、たためるようにも作らないといけないし、軽くないと体力がいりますので、できるだけ軽く。

松本 何本ぐらいレパートリーがあるんですか。

坂口 大体1年に一回新作を作っているので、今、10年目なので10作ぐらいはあります。全部オリジナルだから、脚本をしっかり作らないとお話自体が難しいんですよね。脚本に1年かけて作ったりすることもあります。全部私が脚本を作っています。 人形制作の方も基本形を作るんですけれども、大体みんながいろんなことができるので、貼ってもらったり、切ってもらったり、下準備をしてもらって、で、みんなで作って、最後の目を付けたりするとこらへんが、私がするという感じで、洋裁の上手な人がいたり、貼るのが上手が人がいたり、塗るのが上手が人がいたり、切るのが上手な人がいたり、バラバラで。

松本 最終的には分業制になってるんだけれどもってことですね。

坂口 で、最終的にまとめて作っちゃうという感じです。

松本 でも子育てをしながらってことでしょ。大変じゃないですか。

坂口 子育てっていうのを一応卒業してしまいまして、みなさん。10年っていうたら長いです。で、今はみんな自営業なので、仕事の方のウエイトが大きくなってきてるんですけど、それでもあんまり無理しないようにやろうということで、公演を受けるのは月に2回ぐらいまでにしかしてないんです。

松本 でも、月2回って言っても、練習はやっぱりされるんでしょ。

坂口 毎週1回は練習してまして、公演に行く日の週っていうのは、何回か集まって、やってます。やっぱりオリジナルで慣れた話でもやっぱり稽古を重ねないとね。 一応人形を動かすのは、5人で動かすんですけど、5人の息が揃わないと、なかなか動かないので、それを合わすのが、まず大変ですよね。

松本 そうやって10年続けてこられましたけれども、今日は9月10日以降の公演予定をちょっと教えていただきたいんですが。

坂口 年内は、あと4カ所ぐらい図書館で上演するんですけれども、一番近いところで、10月22日(土)の午前10時30分から、浪速図書館で上演します。人形劇やブラックパネル(シアター)を1時間ぐらいさせていただきます。あとは、11月5日と6日に、中央図書館で「おはなしたのしいでえin大阪」という催しがありまして、これは市内全域でボランティア活動をされている方が絵本の楽しさ、お話の楽しさを皆さんに知ってもらおうということで、集まって人形劇、絵本、紙芝居、いろんなものをする行事です。そこにも参加します。 あと自主的な上演活動として、今度11月26日(土)に、「お〜い人形劇だよ」を、浪速図書館と浪速区コミュニティ協会の協力ですることになっています。これは、拠点が浪速区なんです。私たち、すごく可愛がっていただいてましたので、それを少しでも恩返ししたいなぁというような気持ちで子供達に大人の方でもいいんですけど、たくさんの方に、アマチュアの人形じゃなしに、プロの人形劇も、またいろんな人形劇を見てもらいたいなぁというような意図でこれを3年ぐらい前から続けてるんです。そこで人形を作ったり、見ることもして、そこで人形も作ったり、全部プロの方の指導ですることになっています。

松本 なるほど。じゃあ子供達にこうやって人形劇のおもしろさを知ってもらって、逆にやってもらわないといけませんもんね。

坂口 だからそこで体験できるようになってまして、見てもらったりもしますので、どしどしお越しくださいということで、会場は浪速区民センターさんです。

松本 こちら11月26日にやるんですね。子供たちもそういうのを見て、育っていくわけですから、これからも人形劇、どんどん、どんどん、月に2回とか言わずに、お忙しいでしょうけど、どんどん、どんどん、お話をしてください。 松本・藤原 今日はどうもありがとうございました。

坂口 ありがとうございました。

藤原 ぐるーぷ ぬ!の次の人形劇は、10月22日(土)の午前10時30分から11時30分まで、浪速図書館で開催されます。無料で楽しめますので、ぜひ、のぞいてみてください。


出演者写真 『ぐるーぷ ぬ!』
代表
坂口真子さん

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みんなで仲良く、楽しみながら活動しています。
(左より、的場さん、坂口さん、渡部さん、天野さん、泉原さん、耳さん)

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いつも、子どもたちの笑顔でいっぱいです。

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人形制作中です。

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プロの人形劇団を招いての人形づくり。


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人形劇
「くんくんくん ん?」
お問い合わせ/ぐるーぷ ぬ!
浪速図書館、浪速区コミュニティ協会
もしくは、子ども文化センターまで
●活動日/第2、第4週目の水曜日 15:30〜16:00 まで
浪速図書館において、絵本やパネルの時間をもっています。

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