今回は、地域に根ざした様々な活動をしていらっしゃる大阪市淀川区の北中島連合子ども会会長の平安義之さんにお話をお伺いします。
Q.北中島連合子ども会のことを詳しく教えていただけますでしょうか? 「子供会は大阪万博の年に初代会長の西川多美子さんが結成しました。今年で結成35年目になります。北中島小学校の校区毎に単位子供会が12あり、連合とはその取りまとめという意味です。北中島小学校というのは、淀川区で一番古く127年の歴史があります。大阪市内でも2番目か3番目ぐらいに古いということです。有名人の卒業生は、歌手のaikoさん。今、「三国駅」というタイトルの曲を歌っていらっしゃいますね。それから体操のメダリストの池谷幸雄さんですね」
Q.子供会のモットーと具体的な活動を教えていただきたいのですが。
「仲間づくりのお手伝い」と「大人と子供の楽しいふれあい」をモットーにしており、地域に根ざした活動を目指しています。活動は、毎年5月の「春のつどい」がスタートになります。小学校の体育館で、新1年生と2年生、幼稚園児を対象に、子供会の活動について説明し、その後、簡単なリレーやダンス、ゲームをして楽しんでいただいております。その後、例えば去年の1年間は、淀川区が創設30周年ということで、行事がたくさんありました。北中島だけの1年間ということでしたら、5月にスポーツ大会を校庭で行いました。全学年対象のドッジボール大会です。それに8月の盆踊り大会やサマーフェスティバルを校庭で行いました。また飯ごう炊さんでカレーを作って食べたり、お化け屋敷を設置して楽しみました。最後に花火大会をしまして、その後は6年生だけを対象に校舎で1泊しました」
Q.その他の行事としまして、大阪市子ども文化まつりに参加して、最優秀賞を取ったということですが、どんな内容でしょうか? 「6年生の男の子、女の子を中心に26名で、イジメをテーマにした創作紙芝居を上演しました。マスゲームをヒントに縦2.4m、横3mの8枚18種類の絵とナレーションで構成しまして、淀川区の文化祭で披露しました。そこで最優秀賞を取り、区の代表として大阪市の文化まつりに参加して、また最優秀賞を取りました」
Q.そういうアイデアは一体誰が出したのですか?
「『子供委員さん』という6年生を中心にいろんな取り決めをしているのですが、その『子供委員さん』を取りまとめている大人の委員さんがいます。その中に中澤さんという脚本を書く人がいらっしゃるのですが、その人にアイデアを出していただきました。子供も大変だったと思いますが、その分、大人も大変だった部分もありました」
Q.話を聞いているだけでも、非常にまとまりがあって、とても活動が盛んな気がしますが、子ども会のスタッフは何人いらっしゃるのですか? 「子供が大好きなスタッフが、現在36名おります。他の区よりも活動的なのは、事実だと思います」
Q.その北中島小学校の校区というのは、どんな地区なのですか?
「とてもまとまりがあって、みんなで団結して、地元のために活動する風潮があります。JRの東淀川駅がありますが、それも昔、地元の皆さんが要望して、国鉄に造ってもらいました。だから新大阪駅からすぐ近くなのに東淀川駅があるのです」
確かにあっという間に着きます。そういう意味ではパワーがあるんですね。分かりました。これからも子供も大人も一緒になって、いい街にしていって欲しいなと思います。本当にありがとうございました。
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北中島連合
子ども会
会長
平安さん
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「春のつどい」の様子 |
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「スポーツ大会」の様子 |
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「盆踊り大会」の様子 |
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「子ども文化祭」では、創作紙芝居で
最優秀賞を獲得! |
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