3月21日に予定されていた大阪ひと・まち魅力発見事業推進会議の交流イベント、「なにわ自慢〜春のおおさか玉手箱」が、東日本大震災の影響で中止になりました。開催されていたら行われていた町歩きツアーの中に、都島区の藤田美術館を訪ねるコースがありました。そこで今回は、まずはここを訪ねました。場所は、JR東西線・大阪城北詰駅のすぐ近く、太閤園の前。お話を伺ったのは学芸員の藤田清さんです。 |
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藤田美術館は、通常、50点前後の作品が展示されていますが、現在開催中の平成23年春季展「季節を愉しむU 春〜初秋の美術」は大型作品が多いため約40が展示されています。内容は、昔の人たちが季節を表現したもの、例えば、花や草木、鳥を描いた作品、また、季節の名前が付けられた茶道具などを展示し、昔行われていた行事やその源流を紹介するものです。 |
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一方、1階で目を引くのは、国宝の「両部大経感得図」で、藤原宗弘が描いた平安時代の作品です。お寺の曼荼羅の裏に描かれたふすま絵で、曼荼羅は後の時代に描き直されているものの、裏は平安時代(1136年)のままのものが残っています。インドに伝わる伝説の様子が描かれているそうです。 |
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後半は、ラジオ大阪が2009年10月から運営している地域SNS「おおさか本音っと」のご紹介。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)はインターネット上の交流サイトのことで、全国規模や世界規模のSNSもある一方で、限られた地域の皆さんが、仲良くつながるSNSがります。それが地域SNS。今、全国各地に誕生していて、自治体やNPOが運営しているものが多いなか、大阪を中心とした地域SNSは、ラジオ大阪が運営してる「おおさか本音っと」です。 |
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さらに、地域SNSの特徴は、楽しいだけではなく、何かあったときに、みんなが力を合わせてなんとかしよう、という助け合いの動きが生まれること。例えば、昨年11月23日に、大阪城公園の太陽の広場では、ラジオ大阪番組まつりが行われましたが、あの時、大阪城公園全体で、実は200人を超える本音っと会員が清掃活動をしていました。これも、おおさか本音っとで盛り上がって、やろう!ということになったもの。そして、3月11日に東日本で大地震が起きた直後にも、おおさか本音っとパワーがわき立ちました。地震直後、日記で、関東の会員のことを心配する声が次々に上がったのです。ラジオ大阪の人気番組、スウィートイグニッションが東京でも放送されているため、おおさか本音っとには東日本の会員も多いからです。そこで、おおさか本音っとには、会員の皆さんの安否を書き込む掲示板が立てられました。すると「山梨、一部停電している場所があるけど大丈夫です!」「埼玉県、無事です。結構長い揺れでビックリしました…」「東京在住。物が少し落下しましたが、無事です!余震が続いてます。皆さんもお気をつけて!」「私は無事ですが娘達が池袋で足止めです…無事は確認済みです! 」といったような書き込みが、続きました。もちろん、「大阪、問題なし」「奈良、大丈夫」と、関西の人同士の安否情報も確認しあいました。こうして一段落したら、今度は、本音っととして何かお役に立ちたい!という声が上がりました。そこで、「ほっとかれへん大震災」という掲示板が出来て、今はそこにみんなが色々と書き込んで、義援金を寄付したりといった行動が報告されています。今後は、もっと大きな動きが生まれるかもしれません。皆さんもおおさか本音っと仲間になりませんか。登録料などは一切無料です。 |
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