2010年1月30日(土)放送
 

とれとれの大阪城情報を発信
「From OSAKA 甲野さん」

甲野卓治さんは、10年前から大阪城や大阪城公園の魅力をサイト「From OSAKA」で発信し続けています。きっかけは、10年前にプロバイダーの懸賞でデジカメをゲットしたこと。大阪城が他の有名城に比べて世間の評価が低いこと、今の大阪城が豊臣秀吉ではなく、徳川幕府が建てたものの復原であることが知られていないことなどを憂慮し、自宅に近い大阪城や大阪城公園を撮り続けて発信しようと決意したそうです。
休みの日はほぼ必ず出向き、すぐに100枚や200枚は撮影をしてしまうとのこと。通い詰めた人だけにしか気づかない見所も、たくさんご存じです。
また、今の時期は最新の梅の開花状況も発信大阪城の研究のサイトもあり、素晴らしい写真の数々とともに、ファンを楽しませています。過去、鉄道会社から写真をポスターに使わせて欲しいという申し出を数回受けたこともあり、甲野さんの写真が駅をにぎわしたそうです。

まずは甲野さんイチオシのポイントである本丸北東角。梅林が一望でき、マラソンコースも見下ろせます。取材日から季節も進んでいますから、今は梅林の眺めもかなりのもの。さすがは大阪城“ジモッティ”の甲野さん。松本アナもお薦めの大阪国際女子マラソン観戦ポイント。

大手土橋から見た北側(上)と南側(下)の石垣。北側に比べ南側の方が、石の形が整えられ、整然と積み重ねられています。徳川時代の築城期間は10年ほどに及びましたが、北側はその初期に、南側は終期近くに積まれました。その間に築城技術が発達したことが伺われます。

大阪城公園の外、ドーンセンター近く。徳川による築城の際、豊臣時代の城跡はすべて地下に埋もれましたが、これは豊臣時代の石垣。ドーンセンターを造る時に見つかったため、移築されて保存されました。徳川時代と違い、自然の石をそのまま積む穴太積(あのうづみ)。