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鉄腕アトムは大阪生まれ? 「手塚治虫を訪ねて」 豊中市生まれの手塚治虫は、兵庫県宝塚市で育ちましたが、大阪市内にもゆかりの地がたくさんあります。田浦紀子さん(写真左)は、中学校の時に図書館で火の鳥を読んで手塚ワールドにはまり、宝塚市をはじめ、池田市、豊中市、そして大阪市における手塚治虫ゆかりの地をまとめた「虫マップ」を何度か発行してきました。また、
2008年に大阪商工会議所の主催で行われた町歩きのガイドを担当し、「大阪発見まちあるきツアーマップ〜手塚治虫と大阪」を作って、大阪市内での“手塚ポイント”をまとめました。 |
北浜にある「適塾」。手塚治虫が卒業した大阪大学医学部の前身であり、彼の曾祖父・手塚良庵が学んだ私塾でもあります。彼はここで福沢諭吉らと共に緒方洪庵の門下生となり、蘭学や医学を学びました。福沢諭吉著「福翁自伝」には、手塚良庵の名がしばしば登場します。 |
福翁自伝をもとに作った手塚作品が「陽だまりの樹」。これはその1シーンを描いたもの。適塾のすぐ南、緒方洪庵の末裔の方が所有する医療ビル「緒方ビル」の1階で無料公開されています。そこには、洪庵と良庵が種痘をする姿が描かれています。 |
手塚治虫を夢中にさせたドイツ製のカールツァイスII型は、1937年に日本初、世界でも25番目のプラネタリウムとして電気科学館に導入。1989年に役割を終え、今は大阪市立科学館で展示中(世界に現存する3機の内の一つ、大阪市登録文化財)。ここでは、主任学芸員の嘉数(かず)次人さんにお話を伺いました。 |