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歴史と健康の一石二鳥 「城東歴史探偵団」 城東歴史探偵団は、大阪市城東区内を訪ね歩き、歴史的な魅力を探っていこうという団体です。あらかじめ歴史を詳しく調べた上で訪ねるのではなく、宮司さんなど地域の歴史に詳しい方にガイドをお願いしたり、歴史にあまり興味がなくても、健康を目的に楽しんで参加しているという方がいたりするのが、他の郷土史愛好会とひと味うところです。 |
守本一志さんにご案内いただいた「鴫野・今福古戦場跡(城東小学校内)」。1614年の「大坂冬の陣」で、西軍(大坂方)の軍勢を東軍(徳川方)の佐竹義宣・上杉景勝6500人の軍勢が攻めた戦いでしたが、昨年の大河ドラマで描かれたような騎馬戦ではなく、大坂方が当時流れていた大和川の堤防を切り、一帯を湖のようにして迎え撃った泥まみれの戦いだったそうです。 |
本條明さんにご案内いただいた「新喜多新田会所跡」。17.04年の大和川付け替えに伴い、それまでこのあたりを流れていた大和川跡に新田が開発され、そこで出来た農産物を保管したり、年貢を集めたりといった仕事をしたのが新喜多新田会所。新田の所有者の鴻池新十郎、鴻池喜七、今木屋多兵衛の名から新喜多と名付けられました。 |
酒井啓一さんにご案内いただいた「野江水神社(写真左下)」の隣、榎並小学校にある榎並城跡伝承地の碑。榎並庄と呼ばれた当地は水害が多く、三好政長が榎並城を築く際、守護神として城内に小さい祠を造り、祀ったのが野江水神社の起源と言われています。なお、榎並城は平城だったようですが、場所は特定されていません。 |