2010年1月2&9日(土)放送
 

新春座談会

「龍馬、洪庵、トルストイ」

2010年に注目されそうな3人の歴史上の人物に焦点を当て、その人物に詳しい方に来ていただきました。3人とは、今年の大河ドラマの主役・坂本龍馬、今年生が誕200年となる緒方洪庵、今年が没後100年となるトルストイです。来ていただいたのは、これまでに番組に登場した方ばかり。「大阪龍馬会」 の林慎吾事務局長、現代の適塾を目指す「熟塾」の原田彰子代表、ロシア文学が専門の日本ウクライナ文化交流協会・小野元裕代表です。
坂本龍馬は、江戸幕府を倒すために薩摩藩と長州藩を同盟させたうえ、平和的に大政奉還提案しました。また、日本で最初のカンパニーと言われる貿易会社の亀山社中(後の海援隊)をつくりました。
緒方洪庵は、今も大阪の北浜に建物が残る適塾をつくり、蘭学や医学を教え、福沢諭吉や大村益次郎など、多くの弟子を育てました。
トルストイは、「戦争と平和」「アンナ・カレーニナ」などの作品がよく知られていますが、昨年、「カラマーゾフの兄弟」が新訳で出版されるなどブームとなっているドストエフスキーと並ぶロシアの文豪です。小野さんによると、ドストエフスキーが人間の悪の部分を描いたのに対し、トルストイは善の部分を描いた作家とのことです。

林慎吾さん
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原田彰子さん
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小野元裕さん
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