2009年12月5日(土)放送
 

大阪の味、大集合!

「なにわ伝統野菜サミット」

なにわ伝統野菜は、かつて大阪で栽培された野菜の品種で、独特の味を持つ人気の野菜でしたが、大阪の宅地化などによって栽培されなくなりました。しかし近年、存在しなくなったと思われていた種子が次々に見つかり、色々な人たちの努力によって徐々に復活してきました。
この番組では、なにわ伝統野菜の復活・普及に取り組む皆さんの活動を何度も取り上げてきましたが、今回はそうした皆さんに集まっていただき、なにわ伝統野菜を使った料理を作りながら、その魅力についてたっぷり語っていただきました。
現在、大阪府により「なにわの伝統野菜」として認証されているのは17品目。その内、今が旬の田辺大根、天王寺かぶら、そして夏に収穫されたものの保存のきく勝間(こつま)なんきんの3品目を味わうことができました。

*写真は左下が天王寺かぶら、右上が田辺大根と金時にんじん、右下が勝間なんきん。場所は阿倍野区民センター調理実習室。

NPO法人浪速魚菜の会」代表の笹井良隆さん。伝統野菜の販売、伝統野菜を使った飲食店の経営、大阪の食文化専門誌「浮瀬(うかむせ)」の発行などを行っています。

田辺大根ふやしたろう会」世話人の谷福江さん。田辺大根はおろすと強い辛みがあるものの、煮炊きをすると甘くなるのが特徴。藤原宏美に料理指導もしてくれました。

玉造黒門越瓜出隊(しろうりだしたい)」代表の長谷川寧子さん。この瓜の代表的な調理法は粕漬けですが、普通のキュウリのように使ってもいけると長谷川さん。

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「勝間南瓜普及の会」代表の辰巳久子さん。えびすなんきんより小ぶりのこのカボチャは、勝間村(現在の西成区玉出)の特産品でした。

「都島区毛馬キュウリ復活推進協議会」事業委員長の阪本一恵さん。新京橋商店街で毛馬キュウリの苗を無料配布するなどの活動をされています。
「天王寺蕪の会」事務局長の難波りんごさん。天王寺かぶらは風味がいいので、普通に煮炊きするほか、ピクルスもお薦めとのこと。この日もピクルスとお好み焼きが調理されました。
   
阿倍野区コミュニティ協会」の丹羽豊さん。阿倍野区民センターの調理実習室は、市内の区民センターの中でも屈指の規模と設備の良さが自慢。昨年はなにわ伝統野菜のワークショップも開催したそうです。
藤原宏美がチャレンジした田辺大根を使ったお好み焼き。大根の実と葉っぱを刻み、むきエビと豚バラ肉を入れるだけ。
田辺大根の葉がしゃきしゃきでおいしい!自画自賛の藤原宏美。