2009年11月14日(土)放送
 

注目される“海の御堂筋”

「安治川を愛する会」

西島一晴さん(写真右)は、かつて大阪青年会議所で大阪市内のまちづくりに取り組みましたが、“卒業”して地元を眺めてみた時、安治川左岸(西区)がごみだらけであることに気づき、10年前から地元の方々とごみ拾いを始めました。3年前には「安治川を愛する会」を結成。緑化をしたり、歴史を調べたり、安治川をPRする活動をしたりしているほか、イベントなどで要請があれば地域のガイドも買って出ているとのことです。
「ごみのある所から夢は生まれない」が持論。今ではすっかり奇麗になったこの地で、新たな夢も描いているようです。
お話を伺ったのは、「安治川を愛する会」代表幹事の西島さんと、メンバーで歴史研究担当の生島一夫さんにお話を伺いました。

散策でまず訪ねたのは「 大阪電信発祥の地 」や「大阪開港の地」などの碑が建つポイント。今年の3月に少し東の場所から移されました。

2番目は「河村瑞賢紀功碑」の建つ緑地帯。 河村瑞賢(ずいけん)は淀川の治水のために現在の安治川を開削した江戸初期の豪商。

最後は安治川下をくぐる安治川トンネル。これは人と自転車用の横にある、今は使われていない車両用トンネル。広く、夏涼しくて冬暖かい所なので、「ワインを飲み、食事をしながら、コンサートが楽しめる場所になれば」と西島さん。