2009年10月24日(土)放送
 

だしの薫りに誘われて

「大阪おうどんの会」

「大阪おうどんの会」は、麺にコシがある讃岐うどん全盛の今、薫りのいいだしとそのだしによく絡む「大阪うどん」を見直そうと、仲間内で作っている団体です。お話によると、大阪うどんは、麺、だし、具の3バランスが重要(大阪おうどん麺だし具三位一体説)で、家庭で打つことはほとんどなく、近所にある安くておいしい行きつけの店で生めんとだし(味つき)を買って、具だけ加えて作ることが多いのが特徴。ただ、本格的な研究はあまりされていとのことです。
会の活動は、大阪うどんを食べ歩いてサイトで情報発信するほか、大阪うどんに関する歴史についても情報発信。さらには、様々な分野から専門家を呼んで、大阪うどんを食べながら、うどんに関する話を聞く催しも行っています。10月は、京都府立大学大学院生に漫画「美味しんぼ」における麺類の取り上げられ方の研究について伺いました。
今回の取材では、 代表人の北村早苗さんと会員の恩地宏昌さんにお聞きしました。
*収録協力=大黒屋(ロンモール布施)

典型的な大阪うどん。塩を使わない丸い麺は、大阪商人の“丸さ”と煮崩れ防止の面取りの意味があるとのこと。

たこ焼き入りうどん。北村さんによると、明石焼きはだしに漬けて食べるので、うどんの中にたこ焼きが入っているのもごく自然とのこと。

北村早苗さんは世界での酢の使われ方の研究などを手がけ、恩地宏昌さんは製麺大手・恩地食品の社長。いずれも食品の専門家。

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