2009年9月5日(土)放送
 

長屋を核に地元を見直す

「あべのすみよし・すまいゆにっと」

「あべのすみよし・すまいゆにっと(ASSUの会)」は、建築家の菅正太郎(左の写真)さんが、地元の阿倍野区・住吉区の皆さんと関わりを持とうと作った会です。このエリアに多く残る長屋に欠かせない職人さんや地元住民などと月に1度の会合を持ち、建築関連の「職人仕事」や町の歴史などについて話を聞いたり、また、表具屋さんと現代アーティストとのコラボレーションをしたり、また町歩きをしたりと、活動の幅は広がっています。
さらに、一般の方にも参加していただける「万華鏡づくり」や「小畳作り」、「オープン長屋」などのイベントや、地元在住作家の眉村卓さんの講演会の開催なども行ってきました。この地区の長屋に住みたいという方には、物件紹介から修繕してくれる職人さんの紹介まで、相談に乗っているそうで、長屋に引っ越してきた若い人も何人かいるそうです。

お話の後は町歩き。まずは会のメンバーで建築家・幸家(ゆうけ)太郎さんが住む長屋を訪問。

幸家(中央)さんは自分で長屋をリフォーム。長屋の魅力は、路地と家とが“ゆるく”つながっている”点、とのことでした。

最後は阪堺・上町線の姫松駅待合室。菅さんによると、この道が馬車道だったころに近い時代に出来たものではないか、とのことでした。

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