2009年5月30日(土)放送
 

恵方巻きの発祥は此花区!?

「此花区郷土史研究会」

此花区歴史研究会は、1988年12月に講演会「此花区の成り立ちと史跡」が開催された際、此花区社会教育事業推進委員会から郷土史同好会結成の呼びかけがあり、受講生の中から45人が入ったのが始まりです。翌年3月、「此花区郷土史同好会」が発足さ、さらにその翌年4月には同好会を「研究会」に改めて今日に至っています。
活動は、例会のほか、此花区ゆかりの地に出かけたり、会員の家にある骨董品を持ち寄って展示する「虫干し大会」、写真展、巻き寿司大会などを行っています。巻き寿司大会は、今では全国的な節分行事となった恵方巻きの丸かぶりが、此花区伝法の旧・申村(さるむら)が発祥であることが分かってきたため、節分を前にみんなで巻き寿司を食べながら語り合おうという催しです。
研究会についてのお話を伺った後は、朝日神明社とユニバーサルシティ駅前にある「此花今昔物語」へと案内していただきました。
お話は此花区歴史研究会の佐々木啓氏 (ひろし)会長と、朝日神明社の生島正明宮司に伺いました。

春日出中にある朝日神明社は、浪速三神明(朝日神明社・日中神明社・夕日神明社)の一つとして有名で、天慶年間(10世紀)の創建したと言われており、 明治40年に大阪市中央区神崎町よりこの地に引っ越してきました。
朝日神明社境内にある春日社。元禄11年、奈良の春日から1匹の牡鹿がこの地に出てきましたが、開墾に十時していた人たちが誤ってその牡鹿を殺してしまい、それを悼んで春日大神を勧請。「春日出」の町名は、春日から鹿が出てきたことが由来と言われています。

JRゆめ咲線のユニバーサルシティ駅前にある住友金属工業のフェンスには、此花区の昔の過去と現在の写真、そして未来の姿を描いたイラストが展示されています。


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