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室生寺五重塔(国宝)
室生寺五重塔(国宝)
タイトル

室生寺仁王門
室生寺仁王門
 朱色の欄干の太鼓橋で室生川を渡り、朱色の仁王門をくぐって入る室生寺。平成10年9月22日、台風7号で杉の木が倒れ、国宝の五重塔が壊れました(現在は修復済み)。破片を調べると、794年に切った木が使われていることが科学的に分かり、室生寺に1200年の歴史があることが証明されました。
 室生寺は「女人高野」といわれますが、真言宗の修行道場であり、元々は女人禁制でした。しかし、徳川五代将軍綱吉の母である桂昌院(けいしょういん)により女性もお参りできるようになり、また、日本一小さい五重塔が檜皮葺(ひわだぶ)きという女性的な建て方で柔らかい印象があることから、「女人高野」といわれるようになりました。
 五重塔は石の上に乗っていて、五層の屋根も積み木のように乗せてあるだけ。五層まで行って屋根を動かすとじわっと動くという。倒れそうで倒れない構造が、平成10年の台風にも耐えたということです。

太鼓橋 金堂(国宝) 室生寺
太鼓橋で室生川を渡って室生寺のある室生山へ 平安時代前期に造られた金堂(国宝) 全体的に柔らかなイメージのある室生寺

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