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多賀大社
多賀大社

 「お多賀さん」と親しまれている多賀大社は、712年にできた古事記に書かれていますが、正確な創建の年代は不明。伊邪那岐(いざなぎ)と伊邪那美(いざなみ)の神様が、ここで初めて夫婦の道を始め、天照大御神(あまてらすおおみかみ)など八百万神(やおよろずのかみ)すべてがこの両親から生まれたため、縁結びの神様や寿命の神様として信仰を集めています。境内には、縁結びを願う人の絵馬がいっぱいです。

多賀大社 太鼓橋も趣がある お多賀杓子(しゃくし)形の絵馬も多い 多賀大社境内のそば店
多賀大社 太鼓橋も趣がある お多賀杓子(しゃくし)形の絵馬も多い 多賀大社境内のそば店

 宇治は源氏物語最後の十帖の舞台となった地。宇治十帖ともいわれる恋物語を再現しているのは、瀬戸内寂聴さんが名誉館長を務める源氏物語ミュージアムです。「秋の部屋」では、光源氏の子の薫(かおる)大将や孫の匂宮(においのみや)の世界が描き出されています。「橋姫(はしひめ)」の場面が再現されており、八の宮廷の2人の姫を、薫大将が垣間見ているところが作られています。

源氏物語ミュージアム 源氏物語ミュージアム 源氏物語ミュージアム
源氏物語ミュージアム 源氏物語ミュージアム 源氏物語ミュージアム

 京都市伏見区で今も現役の旅館として営業している寺田屋は、幕末に「寺田屋騒動」があった船宿。坂本龍馬の定宿でもあり、寺田屋のお龍との愛を育んだ場所としても知られています。「寺田屋騒動」から4年後、龍馬らを伏見奉行百数十人が襲った際、入浴中のお龍は裸同然で階段を駆け上がって急を知らせました。そのお陰で、大乱闘の末に逃げ延びた龍馬はお龍と結婚し、鹿児島へ日本初のハネムーンに出掛けました。

今も営業している寺田屋 寺田屋内部 お龍ゆかりの風呂桶
今も営業している寺田屋 寺田屋内部 お龍ゆかりの風呂桶

 ハネムーンといえば、飛行機で海外へ行く時代。京都府八幡市にはユニークな飛行神社があります。日本人で初めて、模型の飛行機をゴム動力で飛ばすことに成功した二宮忠八が、大正4年に創建しました。資料館には、羽ばたかずに飛来するカラスからヒントを得て作ったという「カラス型飛行機」も展示されています。忠八がこれを飛ばしたのは、ライト兄弟の飛行より12年も早い明治24年のことでした。

飛行神社にある「カラス型飛行機」 飛行神社の境内にあるゼロ戦の機首部
飛行神社にある「カラス型飛行機」 飛行神社の境内にあるゼロ戦の機首部

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近畿道ものがたり取材アルバム 道でたぐる想い出の糸