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JR平野駅の南に昔ながらの町家が残る閑静な住宅街があります。環濠で囲まれていた約80ヘクタールの旧平野郷。お寺を中心に人が住みはじめ、平安時代に征夷大将軍・坂上田村麻呂の第二子・広野麿が桓武天皇から平野をもらって、屋敷を中心に碁盤の目状に街造りをしました。「平野」は広野麿の「広野」がなまったという説が有力です。 中央区・空堀商店街と交わる「御祓(おはらい)筋」。この細い南北の道が、今、注目の的です。戦災を逃れた石畳の路地や格子、小さなほこらに、上町台地からの坂道と屋根の勾配が入り乱れて、面白い景観をつくり出しているのです。古い長屋はおしゃれな店舗やオフィスに変身しています。 2002年9月の火災で大きな被害を受けた法善寺横丁は、横丁の幅を含め、ほぼ元通りの街を復活させることで、以前以上に魅力ある横丁を造るというのが地元の意気込み。それこそが法善寺横丁流の“変身”です。 |
ここを中心に碁盤の目状の平野郷が造られた | 御祓筋周辺の店 | 御祓筋の店 | 法善寺横丁 |
近畿道ものがたり取材アルバム 道でたぐる想い出の糸